6月以来放置しておいたスコルパのチューニング再開です。
激しいノッキング、低速からの急激なトルク立ち上り特性の解消を図ります。
この暑いお盆休みの整備は脱水症状必至なので6月中に空調服(扇風機付)も準備済。
この服がなければ整備はできなかったと思います。(回顧)
なんてったって、エンジン降ろすのが面倒臭い車両、加えて腰上組み直し、
さらにキャブレターをミクニからケイヒンへの更新のため
ポンつけ作業ではないので大変。
事前の準備でシリンダーヘッド(大幅に燃焼室容積拡大)、ケイヒンキャブ用のマニホールドは
製作しておきましたが大変でした。
1日目:
先ずはエンジンをおろしで
ピストン・シリンダーはかなり綺麗
それに事前削っておいたヘッドを組み付けます。
削る場所困るほど削りました。圧縮比かなり落とせました。
初日はこのエンジンを組み上げ、車体に再搭載まで。ハアハア・・
2日目:まずは今までのミクニ製ビッグキャブで回るか確認です。
この状態で始動です。ミスを犯した場合、すぐにエンジン降ろせるので(涙)
でかいキャブなので超ハイレスポンス。ミタニのおじさんに怒られそうなくらいツンツン走りそうな感じ。
6月までではこのまま暖気完了後、フリッピング次第ではカカカ!とノッキングを無負荷でも発生してましたが
今回は発生しません。改善されたことは間違いなさそうです。
エンジンが回る事を確認したので、目的の1つであるケイヒンのキャブへ換装開始です。
みんな大好きPC20!
このキャブは学生の時乗ってたCB50に付けていた?在庫を利用。
RSよりジェットは抑え目にして組んでみましたが、さすがPC20.
始動性もすごい良く、アイドリング時の排気音は良く燃えてる感じではじけるような排気音に変化。
キャブ口径は大幅に小さくなったので、レスポンスは相対的にゆっくりになりましたが、
でも高レスポンスすぎるかも知れない状態。後々微調整してゆくテーマですね。
3日目:ストレスたまってきました。何処にも出かけず車庫で整備ばかりで嫌になってきました。
しかも2日目はエンジンは確かに回ってましたが、ポカミス整備もありいまひとつ本来のエンジンの回転と
違うのでは?と思う点もあり、気分は晴れてませんでした。
夜寝る前に久しぶりに整備本を確認、バルタイが怪しいと判断して
朝からバルタイを確認したところ、ビンゴ!、カムスプロケット1山だけずれている事を発見。
治したところ、さらにエンジン良くなりました。トルクモリモリです。
すっきりしたので、どんどん組み上げます。
相変わらず、リヤブレーキは外して置いておくとエア噛み激しくスカスカです。
が、形戻りました。あとはエンジンガードつけて完成です。
2.5日かかりました。細かいセッティングはさらにずーっと続くと思いますが
新生スコルパ発進です。