メッツカップでは良い結果でしたが、乗り方も変化してきたため
更にチューニングしてゆきます。
テスト運転で30分に満たない時間回したエンジンを
車体に載せる前に再度分解して、当たりの確認をしてみます。
やはり首振り方向で当たりが強いようです。
本当であればロングストローク化したいのですが、限界ボアのため、
首振り方向に力がかかってしまう傾向が強いです。
その前に付いていたシリンダーと見比べると
これは酷い状態です。擦れ傷が激しく、ホーニングも無くなってピカピカ状態になってました。
写真は無いですが、ノーマルシリンダーは首振り方向も傷が無く、とても状態良かったです。
これでが、比較したシリンダー群です。
ノーマルがベストですが、せっかくクランクケースも削るまで手をかけたので、再度この限界エンジンを組んで
車体に載せて禁断のパワーを味わってみる事にします。
載せ替え前
載せ替え後
基本的に大変な作業ですが、朝からお昼前に載せ替えは完了です。上手になりました(笑
ここで不思議な事が。
燃調が合わないのです。
前のエンジンより、スローもメインも大きいので行けると踏んでいたのですが
この考えは逆で、双方を絞る方向にしないと、綺麗に回りません。
なぜか考えると、前のエンジンはハイカムで、今回はノーマルカムです。
それ位しか考えられません。
4輪の古いインジェクションもハイカムに変えると燃調が追いつかない事があります。
これから実走で燃調もさらに詰めていきますが、現在の考察はこんな所でしょうか・・・
あと、もう一つ問題が。
リヤブレーキがエア噛みしました。
リヤ回りを取り外して、仮置きしておいた方向がダメだったようで
エア抜きが大変なリヤブレーキ、これは嫌な作業ですので、今回はエンジンに集中することとして
後回しです。チッ!
で、本日いつもの河川敷に持ち込み試運転。
前に進むよりも上に向かう特性になりました。
アクセルの開け方次第ではノッキングも発生。
ヘッド燃焼室も削って容積稼ぎましたが、それでも発生します。
点火時期ももう少し遅らせる必要がありそうです。遅らせても現状レスポンスも良すぎて
低速ターンでギクシャクするので次回調整します。
で、前に進むよりも上に向く特性になって、リヤブレーキが効かないのは大問題なのでエア抜きです。
昨晩寝ながら考えて、マスターシリンダーがさかさまに付いているが故にエア抜きしにくいため・・・
バイクを逆さにすれば簡単に抜けるのでは!?と考え実践です。
結果・・・
数秒で抜けました!!あっという間にカッチリリヤブレーキです。やったw
さ、これから少しずつセッティングをしてゆきましょう。